ママさんのおっぱいトラブル

■母乳が出ない

産後に母乳の出が悪いママさんも多くいらっしゃいます。出ないと赤ちゃんが吸ってくれないので、どんどん出なくなります。すぐにミルクに切り替える方もいるようですが、ママさんの身体のためにも1年くらいは母乳が出たほうがいいです。

 

母乳が止まると排卵(生理)が始まります。排卵が始まると女性ホルモンのバランスが変わりママさんモードから普通の女性モードに戻ります。ママさんモードの時は自律神経がイライラを抑えてくれます。

いろんな意味でママさんの身体にとって母乳の出は大切です。出なくても毎日搾乳することも大事です。乳管のつまりを解消することで出だすこともよくあります。

 

■乳腺炎になったら

乳腺炎とは、乳腺で作られた母乳が乳管で埋まることで乳腺が炎症を起こすことです。おっぱいが痛くて触れないほどパンパンに腫れ、高熱が出ます。係り付けの助産婦さんに相談されても良いですが、緊急の時などぜひお問い合わせください。

何とかしますから。

 

 

■断乳(卒乳)後の乳腺ケア

平均するとよちよち歩きが始まる1才位に断乳する方が多いようです。断乳してもしばらくは母乳は作られます。なので赤ちゃんが吸わなくなっても搾乳することが大事です。

 

断乳してから半年位の時期に、乳腺クリーニングが必要です。乳腺と乳管に溜まった母乳を外に出す必要があるからです。そのまま放置しておくと乳腺の中で母乳が固まり次の赤ちゃんの時に出にくくなることがあります。

また、乳管が炎症を起こし乳がんになるリスクが高くなります。妊娠前の美しいおっぱいの形に戻すためにも、断乳後のケアは大事です。

 

■産後に垂れチチになった 

妊娠するとバストが大きくなりますが、出産前後はパンパンに張った状態になります。重さも倍以上になりバストを支えている大胸筋が緩み、乳腺と筋肉を繋いでいるクーパーじん帯が伸びてしまいます。また乳腺も妊娠前以上にしぼんでしまう事があります。

 

卒乳すると徐々に元の大きさにに戻りますが、伸びてしまった皮膚や緩んだ筋肉はそのままです。なので産後はバストが垂れた状態になります。また授乳も左右均等に行える訳ではありませんので、左右の形に違いが出てきます。

 

■いつでもご相談を

産後はどうしても自分の事は後回しになってしまいます。しかしママさんにトラブルがあると家庭内すべてがうまく行きません。

いつかそのうち、と思わないでご相談ください。